FXというのは外貨を買ったり売ったりして、その差益を得ることを目的としています。当然、購入する際にはいくらで購入するのか、またいくらになったら売却するのかを検討しなければなりません。ただ、仕事を抱えているサラリーマンにとっては、FXに関われる時間が限定されます。そんな時に便利なのがFX業者から提供されている「リピート系FX自動売買ツール」です。

●リピート系FX自動売買ツール
リピート系FX自動売買ツールは当初に売買方法の設定をすると、以後はツールが自動的に売買を繰返すため、利用者は運用結果を確認するだけで済みます。

自動売買ツールには主に以下の注文機能があります。
1.イフダン(IFD)注文
イフダン注文というのは買値と売値を同時に注文する方法のことです。例えば、米ドル/円の通貨ペアにおいて、『110円で買い、111円で売る』というように注文します。すると、自動売買ツールは米ドルが110円になると買い注文のポジション(建て玉)を持ち、111円になるとポジションを売却します。

当然、為替が110円にならないとポジションは成立しませんし、111円にならないとそのポジションは売却されません。イフダン注文では購入価格と売却価格をセットで注文できるため、為替の値動きをいちいち気にかける必要がありません。

2.リピート注文
リピート注文とはその名の通り、同じ注文を繰返すことです。上記の注文例で言うと、『110円で買い、111円で売る』の取引が決済されると、改めて『110円で買い、111円で売る』の取引を繰返します。

リピート注文が行われる理由には、FXの相場のほとんどが「レンジ相場(ボックス相場)」だからです。レンジ相場というのは高値と安値が一定の価格を保っており、為替価格がその高値と安値のレンジ(範囲)の中で波のように上下動する相場のことです。従って、繰返す波に合わせるようなイフダン注文が何回でも有効になります。

3.トラップ注文
トラップ注文はイフダン注文を複数出す注文方法のことです。為替価格は波のように動くため、当然1つの値幅の注文では利益がなかなか取れません。そこで、以下のようにイフダン注文をいくつも出すのがトラップ注文です。
①110円で買い、111円で売り
②109円で買い、110円で売り
③108円で買い、109円で売り
④107円で買い、108円で売り

この注文の時に、仮に為替が110円から107円まで下がった後、110円まで上がったとします。この場合、①~④の全ての買いポジションが成立しています。そして、②~④のポジションは決済されて利益が確定しますが、為替が110円までしか戻っていないため、①のポジションは保持したままです。